イガル・オゼリ展「Erasing Photography」
イガル・オゼリ展
Erasing Photography
・・〜 写真を超えた、ハイパーリアリティ 〜
会期 2017年1月26日(木)-2017年2月4日(土)
時間 OPEN 12:00 ~ CLOSE 20:00
会場 代官山ヒルサイドテラス ヒルサイドフォーラム
・・ 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1階
主催 Galerie NUAGE / Zemack Contemporary Art
企画協力 Tomio Koyama Gallery
協賛 株式会社デジタルガレージ
株式会社クレディセゾン
・・・・・獺祭
後援 イスラエル大使館
Website www.ozeri-japan.com
ギャルリ・ニュアージュの 2017年、最初の展示となりますイガル・オゼリ展「 Erasing Photography 」は、台東区駒形ではなく代官山ヒルサイドフォーラムを会場として開催いたします。
イガル・オゼリ展「 Erasing Photography」は、イガル・オゼリ日本初の展覧会となります。本展では、リジー・ジャガー、ポーランド出身のファッションモデルであるズザナ、そして今回初めてオゼリ作品のモデルとして起用されたKaopang(かおぱん)を描いたシリーズを発表いたします。ズザナ・ブッシウォルドは、ヴェルサーチ、プラダ、カルヴァンクライン、グッチの広告等で活躍。また美術史を学んだ事でアートにも強い関心を持ち、オゼリをはじめ複数のアート作品のモデルになっています。Kaopangは、企業のパーティや週末のアンダーグランドクラブ等、多くのイベントを沸かせている最も注目株の20代女性DJであり、オゼリ作品ではアジア人初のモデルとなりました。今回は彼女達を描いたペインティング約14点とドローイング作品を展示いたします。
イガル・オゼリは現在ニューヨークを拠点に活動するイスラエル出身のアーティスト。オゼリの作品はフォトリアリズムの流れを汲む超絶技法で知られ、自然の中での女性の一瞬の姿を、まるで写真のように捉え描いています。観る者は、一見して油彩画にはおよそ見えないその滑らかなマチエール、細かな筆触に驚きをかくせないでしょう。彼の作品の中で、モデルの女性達はもの思わしげな表情でたたずみ、髪の毛の流れ、洋服のテクスチャー、自然光でかがやく肌などが執拗に描かれています。この描写は、ジョン・エヴァレット・ミレイやダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ等のラファエロ前派からの影響が多く見られ、寓話的なシチュエーション、想像性、優美さ、そして現代的リアリティを融合させたオゼリ独得の世界観を生み出しているのです。
Yigal Ozeri/イガル・オゼリ
1958年イスラエル生まれ。ニューヨークを拠点に活動しています。現在、戦後から現代までのハイパーリアリズムに焦点を当てた「50 Years of Hyperrealistic Painting」に、リチャード・エステス、チャック・クロースなどの巨匠と並び出展、スペイン、マドリードのティッセン=ボルネミッサ美術館や、イギリスのバーミンガム美術館、スペインのビルバオ美術館等世界中を巡回しています。
主なパーマネントコレクションとして、ホイットニー美術館(ニューヨーク、アメリカ)、マックネイ美術館(テキサス、アメリカ)、ユダヤ博物館(ニューヨーク、アメリカ)、ニューヨーク公共図書館(アメリカ)、イスラエル博物館(エルサレム)、テルアビブ美術館(イスラエル)、フレデリック・ワイズマンアートファウンデーション(ロサンゼルス、アメリカ)、アルベルティーナ美術館(ウィーン、オーストリア)等に所蔵されています。