八塊柴窯工房 作品展

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八塊柴窯工房 作品展
TAIWAN WOOD FIRED EXHIBITION 2024

11月16日(土)〜11月24日(日)
12:00- 19:00
休廊日/18日(月)

 

台湾の陶芸家 八塊柴窯工房の作品展を開催いたします。

「 薪焼に残った灰を丁寧に採取して一緒に焼き上げることによって、釉薬の色は自然に変化し、温かみのある滑らかな色合いを生み出します。釉薬の層があるごとに、温度により微妙な変化、織りなす光と影、時間と光の流れ、人々の存在、愛情、希望、手仕事の温かさが記録されています。(八塊柴窯工房) 」

今回の作品展では、薪焼で残った灰と釉薬と合わせて電気窯で制作した新作の「キャンドルホルダー」を中心に、お茶やお菓子などをお楽しみいただけるうつわをご紹介させていただきます。

台湾の伝統的な技法を今に伝えながら、薪窯で様々な作品を生み出している八塊柴窯工房の邱玉錡さんと郭雅玟さん。
この機会に、お二人の陶をお手に取っていただければと思います。

ぜひ ご高覧ください。

皆様のお越しを 心よりお待ち申し上げます。

 

 

邱玉錡 CHIU YU-CHI (陶芸家)
国立台湾芸術大学 工芸デザイン学科 卒業
邱玉錡が ろくろで表現する円を基調とした急須や茶器の作品は、ゆったりと穏やかで、円を軸とした変化のリズムと美しさを追求しています。形の変化に愛嬌があり、一見平凡に見えていながら 実は深く豊かなさりげないその変化は 最大の魅力です。
「八塊柴窯工房」の創設者である邱玉錡は、現在「八塊陶学堂」の校長でもあります。
ろくろを専門とし、大きな作品から小さな作品まで両方の陶を制作できる、台湾で数少ない陶芸家の一人です。
「鶯歌」「苗栗」「大甲東」「南投」などの様々な成形法を学び、昔からある伝統陶芸技法を様々な方から学び、使い比べ、多くを自身の技量として蓄積してきました。
また、ろくろ技法の本を出版した際には、自身が学んだ伝統的なスキルと経験をわかりやすく解説・指導し、伝統技法の継続に貢献しています。
同時に 鶯歌職業学院、鶯歌陶磁器博物館 他、関連大学で技能教育およびデモンストレーションの教師として務め、竹南蛇窯、銅鑼窯など各地で器の制作。日本信楽村創生に参加。
台湾はもとより、上海、日本、イギリスでも作品を展示しています。


郭雅玟 KUO YA-WEN(陶芸家)
国立台湾芸術大学 工芸デザイン学科 卒業
郭雅玟の作品のほとんどは、手捻りや粘土彫刻の形で表現されています。
土の自然な風合いが好きで、それを主な作品として使用し、植物が種から徐々に伸びていく様子の美しさを捉え、同時にモザイク技法を用いて天然土でデザイン。
素材の風合い(時間)の規則性と美しさ、植物の緩やかな成長のリズムを作品で表現しています。
現在「八塊柴窯工房」「八塊陶学堂」の支配人である郭雅玟の得意分野は 陶芸創作と展示企画。過去には 新北市の鶯歌陶磁器博物館の文化コンセプト ストアのストア マネージャーを務め、ストアの展示と運営を担当するなど、様々な活動を行なってきました。
そして現在、郭雅玟は 邱玉錡と共に、八塊陶学堂での様々な活動に尽力しています。
台湾の伝統的な陶芸技術の継承に力を注ぎ、プロの陶芸家の育成を目指し、多くの専門技術講座を企画。
そして、台湾の陶器産業と技術を促進し続けることを願っています。

 

二人は現在、自身の作品を制作する傍ら 後進の指導に勤しみながら、陶芸の楽しさや文化、そして 二人が作る茶器には欠かせない台湾のお茶の世界を広く伝えていく活動も行っています。

 

* DM & スライド写真
photographer / Janny Suzuki (鈴木ジェニィ)さん
http://jannysuzuki.jp/

 

 

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