小島秋彦 個展

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小島秋彦 個展

AKIHIKO KOJIMA EXHIBITION 2017

2017年12月8日(金)〜12月17日(日) 12:00 – 19:00

終了いたしました。

 

大きく開かれたクラシカルな本のページから、こぼれ落ちそうに生える大量のキノコ。

アミガサタケ、ベニテングタケ、ツチグリ、エノキタケ、シメジ‥‥。

本のページ同様に色彩を持たない白一色のキノコには、本物の色や香り、そして木の葉や土の匂いさえも感じられる豊かな生命力が存在します。

木彫刻家:小島秋彦が創り出す「Mushroom book (マッシュルーム ブック)シリーズ」は、きのこをメインのモチーフに周囲の生態系をアート作品として表現しています。

作品が置かれた場所は森へと変わり、小さな命が芽生え、観る者はまるで木々の間に潜む虫や小動物たちのような目線で小島ワールドを体感し、次第にどこかミステリアスな雰囲気に惹き込まれ、魅了されてゆくのです。

立体作品の魅力でもある様々な角度からの新しい発見、また観た人を魅了できるもの、あっと驚かせるものを常に意識して制作する小島秋彦。

初めて観た人はその不思議な世界とディテールにきっと驚きを隠せないでしょう。

キノコひとつひとつのテクスチャーや笠の裏の細かいひだや気孔、そして柄の部分のツバやツボの質感までも精密に彫り分ける超絶技巧。年代を経てところどころ虫喰われたような紙や、今にも動き出しそうなカタツムリなど、幅30センチ足らずの小さな本の上に閉じ込められた秘密めいた空間。小島の作品は何やら寓話的なシチュエーション、想像性、繊細さ、そして現代的リアリティを融合させた独特の世界観を生み出し、海外の多くのファンからも注目されています。

小島秋彦は熊本市生まれ。2010年より、自宅に隣接するアトリエで作品制作を開始しました。地元で入手するシナノキ材を自ら改良を加えた彫刻刀などの道具で彫り出す技法は、試行錯誤を重ねた彼が時間をかけて独学で身につけたものです。

今回ギャルリニュアージュでは、「Mushroom book (マッシュルーム ブック)シリーズ」の新作を含め、これまでのキャリアに於ける現時点での集大成ともいうべき、大小20点以上の木彫刻作品を展示いたします。 

小島秋彦の東京初となる個展を どうぞ心ゆくまでお楽しみください。

みなさまのお越しを心よりお待ち申し上げております。

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【 小島秋彦 プロフィール 】  Akihiko Kojima profile ________________

熊本県 熊本市に生まれる

2010年頃より木工で作品を作り始める

2011年より木彫作家として本格的に活動を開始

次第に「きのこ」モチーフの作品を制作し始める

地元の彫刻家の影響を受け、彫刻作品を主体とした様々なイベントに出展

画家/ヒグチユウコさんの個展・作品展等にて数々の作品をコラボレーション

現在は木彫刻家として個展・グループ展・イベント等を中心に活動しています

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