むすぶ VI 〜 musubu VI 〜

2023年 ５月１３日（土）〜 ５月２１日（日）
12:00-19:00

＜作家在廊日＞
鈴木ジェニィ：13日（土）. 14日（日） 16日（火） 20日（土） 21日（日）
Janny Huang Yokota：13日（土）. 14日（日）. 20日（土）. 21日（日）
臍加厝手路金工：13日（土）. 14日（日）
▪️ 休廊日／ 15日（月）

「 むすぶ 〜musubu〜 」は 写真家・鈴木ジェニィ（janny suzuki）が、故郷である
台湾と、現在暮らしている日本の架け橋となるべくプロデュースする企画展です。
６回目となる今回は、台湾・日本で活動する３組の作家の作品をご紹介いたします。

 

八塊柴窯工房（陶芸）

邱玉錡（CHIU YU-CHI)
国立台湾芸術大学 工芸デザイン学科 卒業
邱玉錡が ろくろで表現する円を基調とした急須や茶器の作品は ゆったりと穏やかで、円を軸とした変化のリズムと美しさを追求しています。形の変化に愛嬌があり、一見平凡に見えていながら 実は深く豊かなさりげないその変化は 最大の魅力です。
「八塊柴窯工房」の創設者である邱玉錡は、現在「八塊陶学堂」の校長でもあります。
ろくろを専門とし、大きな作品から小さな作品まで両方の陶を制作できる、台湾で数少ない陶芸家の一人です。
「鶯歌」「苗栗」「 大甲東」「南投」などの様々な成形法を学び、昔からある伝統陶芸技法を様々な方から学び、使い比べ、多くを自身の技量として蓄積してきました。
また、ろくろ技法の本を出版した際には、自身が学んだ伝統的なスキルと経験をわかりやすく解説・指導し、伝統技法の継続に貢献しています。
同時に 鶯歌職業学院、鶯歌陶磁器博物館 他、関連大学で技能教育およびデモンストレーションの教師として務め、竹南蛇窯、銅鑼窯など各地で器の制作。日本信楽村創生に参加。
台湾は元より、上海、日本、イギリスでも作品を展示しています。

郭雅玟（KUO YA-WEN）
国立台湾芸術大学 工芸デザイン学科 卒業
郭雅玟の作品のほとんどは、手捻りや粘土彫刻の形で表現されています。
土の自然な風合いが好きで、それを主な作品として使用し、植物が種から徐々に伸びていく様子の美しさを捉え、同時にモザイク技法を用いて天然土でデザイン。
素材の風合い（時間）の規則性と美しさ、植物の緩やかな成長のリズムを作品で表現しています。
現在「八塊柴窯工房」「八塊陶学堂」の支配人である郭雅玟の得意分野は 陶芸創作と展示企画。過去には 新北市の鶯歌陶磁器博物館の文化コンセプト ストアのストア マネージャーを務め、ストアの展示と運営を担当するなど、様々な活動を行なってきました。
そして現在、郭雅玟は 邱玉錡と共に、八塊陶学堂での様々な活動に尽力しています。
台湾の伝統的な陶芸技術の継承に力を注ぎ、プロの陶芸家の育成を目指し、多くの専門技術講座を企画。
そして、台湾の陶器産業と技術を促進し続けることを願っています。

 

また 二人は現在、自身の作品を制作する傍ら 後進の指導に勤しみながら、
陶芸の楽しさや文化、そして 二人が作る茶器には欠かせない 台湾のお茶の世界を広く伝えていく活動も行っています。

 

Janny Huang Yokota（木彫）
横田ジェニー

1972 台湾生まれ
1994  オーストラリア クィーンズランド州立大学文学士卒業
1998  来日
2012  伊丹ジュエリーカレッジ卒業
2014 木像 、立体創作を始める
現在日本在住

天と地の間の自然界
そして人物像にまとう物語
静かでどこか唄でも聞こえてくるような
風景を彫刻で描きたい

 

臍加厝手路金工（彫金）
Innie +outie Metal Art Studio

周霽恩（CHOU CHI-EN）
1985 出生
2014 國立臺南藝術大學 應用藝術研究所 金工與首飾創作組畢業
2014 迄今 臍加厝手路金工工作室
2017 學學文創志業 工藝設計講師
2017 中國文化大學推廣教育部 女力學院講師

王譽霖（WANG YU-LIN）
1988 出生
2014 國立臺南藝術大學 應用藝術研究所 金工與首飾創作組畢業
2014 迄今 臍加厝手路金工工作室
2017 學學文創志業 工藝設計講師
2017 中國文化大學推廣教育部 女力學院講師

女子二人組のユニットとして活動。
台湾 台南にある工房「臍加厝手路金工工作室」にて制作しています。
自然界のかたちをヒントとして、葉、種、実のかたちをしているアクセサリーほか
細部にまでこだわった繊細でリアルな彫金作品を制作。
驚くほど精巧な、見応えのある美しい作品を作り続けています。
個展・グループ展 他、多数。

 

Janny Suzuki（photographer）
鈴木 ジェニィ