美藤 圭の people of peace

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美藤 圭の people of peace

今回の「時間にふれる」展には、people of peace の新作を16点展示しています。
people of peaceは、みなさんが街角のどこかですれ違ったかもしれない誰か。
思い思いの服を着込んでお気に入りのスニーカーを履いた、自分らしくこだわったファッションに身を包んだ人物像。
そして頭部に顔はなく、カラフルで幾何学的な立体を載せています。
彩色されていない直方体の木材の台座に立つ、高さが27センチほどの木彫刻作品は、観る人を強烈に惹きつけます。
顔がないけれど、自分が知っている誰かによく似ている。
そうそう、こんな風な立ち姿、仕草も物言いも頭に浮かんでくる。
people of peace のどれか1体と向き合っても、群像の中に身を置いても、観る人と作品とのとても親密なコミュニケーションを体験できるのではないでしょうか?
今回の展覧会に出品された people of peaceは、全て2023年に入って制作された作品で、台座の裏に作家によって手描きされた制作No.は、18 から 36 。
美藤は制作する際に、それぞれの people of peaceに性別や人種に加え、職業など生活に関するバックグラウンド、ファッションの好みなど細かな人物像を振り当てています。
会場で作家に会った際にはぜひ、気に入った作品の背景について色々と聞いてみてください。
10月21日(土)と22日(日)は、美藤圭が会場にいます。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
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